Profile

増田貴大(ますだたかひろ)

1980年 大阪府生まれ。
2000年 20歳より写真を始める。
2003年 宝塚造形芸術大学 造形学部美術学科 洋画コース卒業
2004年 グループ展「第2回・モノクロ倶楽部」
2005年 MIO写真奨励賞2005審査員特別賞 [選考:平木収]
(この後2014年まで諸事情により作家活動休止)
2014年 MIO PHOTO OSAKA 2014ポートフォリオレビューにて選出 [選考:菅谷富夫]
2015年 ミオフォトアワード・プライムにて個展開催
2015年 第11回名取洋之助写真賞奨励賞受賞
2016年 コニカミノルタフォト・プレミオ2016入賞
2016年 ビジュアルアーツ・フォトアワード2016大賞受賞

受賞コメント

 この度は大賞を頂きまして、ありがとうございます。
 生まれて初めて、写真のコンテストで一番の賞を貰い、とても嬉しく思っております。 そして、写真を始めた頃からの憧れだった、写真集出版の夢を叶えて頂き、今人生で最高の喜びを噛み締めております。
 フォトアワードに応募したきっかけは、今回受賞した作品のシリーズを、大阪の百貨店の写真イベントで発表した際にディレクターを担当されていたビジュアルアーツ講師・吉川直哉先生が「この作品は写真集として発表した方がおもしろいよ」とアドバイスを下さった事です。
 そして同じく講師をされている北井孝博先生と共に、こちらのコンテストへと導いてくださいました。
審査をして下さった先生方にはもちろんの事、ビジュアルアーツの生徒ではない私に、写真表現者としての道を示して下さった御二人の講師の懐の大きさに感謝の意を込めまして、今回の受賞のコメントとさせて頂きたいと思います。
 ありがとうございました。

審査員コメント
「点と線」・・・――――- 目に映る世界とそこに在った時間を、一瞬にしかし永遠に写しとどめてしまう能力と実力は、唯一写真だけのものだ。
増田貴大さんの「NOZOMI」は、高速走行する列車の車窓に、いつも線として流れてゆくばかりの外景が、じつは極めてリアルで端倪すべからざる点の集合体であることを改めて見せてくれた。
増田さんが写し止めたさまざまな点景は、日常という名のしたたかさの在りようを伝えてくれた。
森山大道


特殊な手法なのに、その事が気にならず、必然な視線に感じるのは移動する側から見たマナザシを素直に表しているからか。
上田義彦(写真家)


増田貴大の写真を初めて見た時に、不思議な気分にとらえられた。新幹線の窓から切り取った風景に、「現代日本」の断面図が鮮やかに写り込んでいる。
それは、どこか遠い距離感がある彼岸の眺め。従来のドキュメンタリー写真の発想と手法とを大きく更新する「ニュー・ドキュメンタリー」の登場である。
飯沢耕太郎(写真評論家)


とても面白い写真です。
車窓からの風景写真としてありそうでなかった写真です。
アイデアもいいし撮影技術もすばらしい。
アイデアと技術が結びついて、予期しない出来事が眼前に立ち現われた感じがします。
遠いのか近いのか、歪んだ時空の中でこの世の現実が細部にわたって生々しい。
瀬戸正人(写真家)


新幹線の車窓風景はスピードが速すぎて沿線の人々の営みはほとんど見ることがない。ところが、増田貴大さんは一瞬で、田で働く人、散歩する爺さんと孫、川遊び、校庭で運動する学生、などなど実に豊かに「瞬景」を捉えている。仕事で何度も繰り返し乗る、いったい何時間乗ったのか?高速シャッター、流し撮り、写真だからこそ表現できた、一瞬の積み重ねを楽しめました。
百々俊二(写真家)
受賞作品 個展スケジュール
2017年   1/12〜1/29 ビジュアルアーツギャラリー・大阪
(お問い合わせ ビジュアルアーツ専門学校・大阪 06-6341-4407)
会期中無休 10:00〜19:00(土・日 17:00まで) 最終日 15:00まで


6/2〜6/14 富士フイルムフォトサロン福岡
(お問い合わせ 専門学校九州ビジュアルアーツ 092-474-9233)
10:00〜18:30 6/8(木)休館


※時間、休館日などは会場によって異なります。詳細は各会場にお問い合わせください
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