Profile

下薗詠子(シモゾノ・エイコ)

1979年 鹿児島県生まれ
1999年 九州ビジュアルアーツ専門学校 写真学科卒業
2000年 九州ビジュアルアーツ専門学校 写真研究科
2000年 “視る事への回帰展”「花」(福岡)
2001年 コニカフォトプレミオ“新しい写真家登場”「現の燈」(東京)
2002年 個展「現の燈」(大阪)
2007年 個展「WATER」(東京)
2009年 個展「絆の肖像」(東京)
2009年 国際展“窓の表面”「現の燈」(京都)
2010年 KOBE ART COLLECTION 2010「絆の肖像」(神戸)
2010年 ビジュアルアーツフォトアワード2010 大賞受賞

収蔵 清里フォトミュージアム

website : eiko-shimozono.com
website : natural-ph.com
受賞作品 個展スケジュール
2010年   12/1〜12/18
(日祝休廊)
ビジュアルアーツギャラリー・東京
(お問い合わせ 03-3221-0206・東京ビジュアルアーツ写真学科)
2011年   1/11〜1/28
(日祝休廊)
ビジュアルアーツギャラリー・大阪
(お問い合わせ ビジュアルアーツ専門学校・大阪 06-6341-4407)

2月上旬予定 アーツギャラリー・名古屋
(お問い合わせ 専門学校名古屋ビジュアルアーツ 052-263-0906)

4月予定 専門学校九州ビジュアルアーツ
(お問い合わせ 専門学校九州ビジュアルアーツ 092-474-9266)

※時間、休館日などは会場によって異なります。詳細は各会場にお問い合わせください
受賞コメント

おそらく、この作品を撮る動機になったのは孤独からだと思います。

あるとき、作品を撮り進めていくうちに、「き・ず・な」という言葉が浮かびあがってきました。
その時は、この言葉がこっぱずかしくて、思いつきもしなかったのでびっくりしましたが、 魂の奥底では絆に対する強いあこがれに似た想いが内包されていたのかもしれません。
「きずな」。「き」を「つなぐ」とも、「きず」を「つなぐ」とも読めるんだよ、と神様が教えてくれているような氣がして、 私は写真を撮ることによって、被写体と心を通わせて、氣をつなぐことに専念しました。
すると、副産物として、お互いの心の傷を癒すことにもつながるということを少しずつ実感するようになっていきました。

この作品に触れてくれるあらゆる人ともつながりたいです。
これからも、氣をつないで、一歩一歩大きい和を築いていきたいです。
一人でも多くの人とつながって、一緒に幸せになります。

この度は、とても素晴らしい賞をいただきありがとうございました。

審査員コメント
 写すときに在る下薗さんの自意識と、写されるときのさまざまな人々の持つ
自意識とが、何百分の一秒という瞬間にスパークし、永遠性を帯びて写し止まる。
 そして、そこに立ち露れるイメージは、もはや意味とも美感とも無縁な<異界>そのものである。下薗さんの作品には、名伏しがたい不条理感がただよっている。
森山大道(写真家)
何だか悲しい写真です。
人物も景色も、なぜか滑稽ながら悲しみをたたえています。
ここには何かがあると、直感させられます。
言葉にならない何かが、写真の隅々にへばりついています。
それは、もしかしたらもう一人の君かもしれません。
もう一人の君が、見る者をどこかへ連れて行こうとしています。
カラーからモノクロへの変化もいい。
瀬戸正人(写真家)
下薗詠子のポートレートを見ていると、被写体からまっすぐ放射される「気」のようなものを強く感じる。ヒトはそれぞれそのヒトに特有の「気」の形を持っているのだが、彼女はそれをまっすぐに受けとめて投げ返す。2001年の最初の個展「現の燈」に展示されたものと近作を比較すると、そのエネルギーのやりとりの精度が高まり、激しさだけでなく柔らかみが生じてきている。彼女の成長の証しだろう。
飯沢耕太郎(写真評論家)
下薗さんが<写す>ことで出会う女性たちは、どこか下薗さんに似ているように思う。
共鳴する二人が共同作業で女(ひと)の存在を現す。
男には撮れない写真だ。
百々俊二(写真家)
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