Profile

村上 仁一(むらかみ・まさかず)
1977年 東京生まれ
2000年 第16回写真ひとつぼ展グランプリ受賞
2001年 東京ビジュアルアーツ卒業
2007年 ビジュアルアーツフォトアワード2007 大賞受賞

ギャラリーニエプス メンバー

ギャラリーニエプス WebSite
http://niepce-tokyo.com/
受賞コメント
ふと、温泉でも行ってみようかな、なんて思った。僕は八方に塞がり、北海道や東北の各地を転々としていた頃のことだった。
鄙びた温泉地には、何かを諦めることを許されるような温かいぬくもりと、なんだか懐かしさを覚える時間が流れていて、休みを待っては方々の温泉地へ出かけた。
そんな温泉行きの中で、たまたま立ち寄った湯治場で爆発したように吹き上がる噴煙にかつてない衝撃を受け、僕はますます白い煙の中へと突っ込んでいった。
審査員コメント
なんと村上仁一は、こともあろうに温泉場にカメラを持ちこんで、
自らの精気を取り戻したばかりか、己れの写真の鉱脈までしたたかに見つけてしまった。
つまり、逃亡者が居直って確信犯となったわけである。
ぼくは、こういう写真と写真家を、40年間待ちつづけていた。
村上仁一とぼくとは、いかがわしき共犯者なのである。
森山大道

列島の背骨、奥深い山あいの襞に、ひとり分け入ってゆく。
逃げるように街灯りに背を向け、人里を遠く離れても、なお人間がいる。
そこに日本人がいる。
好きで、好きでたまらないニッポンがここに滲んでいる。
瀬戸正人

村上さんは面白い水脈を発見した。
すごみのある温泉場のスナップ。時代を超越した「日本」の空気感を感じる。
飯沢耕太郎
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